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小児のCOVID-19の論文を調べてみた

さっそく、学校と習い事の先生に、小児科学会の見解を伝えました。

伝えるにあたって、言葉の扱いには注意せねばと思い、一通り勉強することにしました。

昨日のブログもちょっと気が急いてしまい、言葉足りないところがあったので記事訂正しています。

 

まず多くの人が知っている疫学ですが、小児(18歳以下)の感染者の数は、大人の感染者のわずか1-2パーセントと報告されています。

小児は症状が出にくいから調べる数が少ない、という批判はあります。でもより軽症の人を徹底的にPCR検査している韓国でさえ、9歳までで1%、10-19歳で全体の感染者に占める割合は5.2%です。

死亡率に至っては中国の大規模な症例集積で0.01%程度です。重症化率は5.4%、同じ論文中で大人は18.5%との報告があります。

 

子供が人にどのくらい感染させるのか、という論文は、明確なものが少ないです。しかし、小児の患者の感染元は殆どが家庭内の大人です(75%と報告しているものもあります)。

家族内クラスターがあった31例のうち、子供が発生源であったのは3例という報告があります。中国での症例集積では子供から大人への感染例は無かったとのことです。

子供から子供への感染についてはさらに殆ど報告がありません。 ちなみに20日付けの小児科学会で言及があったものに関しては、残念ながらいずれも正式な論文発表ではありません。オーストラリアからの報告では 15 の学校で 18 人の患者(9 人は生徒、9 人は学校職員)が 863 人(生徒 735 人、職員 128 人)と濃厚接触があったにもかかわらず、感染が確認されたのは生徒 2 人だけでした。ヨーロ ッパでも 9 歳の患者が 3 つの学校やスキー学校で有症状のまま 112 名に接触したにもかかわらず、誰にもうつしていなかった事例があります。その後多くの国で休校措置が取られたので、実態は定かでは無いとの指摘があります。

 

Lancetという権威ある論文の報告では、学校閉鎖単独ではCOVID-19全体の死亡率を2-4%下げる効果しか無いと試算されています。中国の報告で、学校閉鎖単独では流行極期のピークを4-6割下げて遅らせる事が可能でしたが、感染伝播を制御する事はできないと示されました。

 

中国で事実上家庭内監禁状態となった2000人あまりの小学生を対象に調査した報告では、23%に抑うつの傾向が見られたそうです。


これまで出てきた論文40編、論文未掲載原稿7編をまとめたシステマティック

レビューでは、結論として小児はCOVID-19のパンデミックに主要な役割を果たしていないと述べています。

 

私の感想はずっと同じです。子供へのCOVID-19リスクは大人のそれに比べて相当低いのは確実で、周りに移す可能性も恐らく大人より低いようです。正直、今までは社会規範として許されていない、とか、発生した時の責任が怖い、という理由で私は子供に人と会う事を許可してきませんでした。ですから権威ある学会がこう声明を出してくれたのは大きいと思います。相応の感染対策をとることがまず大事で、今後はやみくもに一斉休校を決める事の無いように望んでいます。

 

情報元は

https://coronavirusexplained.ukri.org/en/article/und0008/#ref15

よくまとまっていたUK research and innovationのサイトと

https://www.jpeds.or.jp/modules/news/index.php?content_id=641

小児科学会の26日付けの報告からの孫引きになっています。

 

本当は一つ一つの報告にリファレンスをつけなければいけませんが、ここではご容赦ください(汗)