コンポスト(生ゴミからの堆肥作り)は細々とトライをし続けております。
先日、コンポストキットを作っているLFCの会社代表たいらさんのオンライン講座を視聴する機会がありまして、最近ちょっと下火にしていたコンポスト作りをまた頑張ることにしてみました。
何よりゴミをへらせる。生ごみの水分を焼却するのはとても無駄なエネルギーの浪費になるそうです。そして減る過程を自分で確かめられる。肥料にもなる。日本の土地は痩せつづけているそうで、ささやかでも土壌を回復する機運につながったらいいなとの思いもあります。
以前調べたときは、大掛かりにすると臭いと虫に悩まされそうだし、市販のオシャレで簡単なコンポストは、入れられるゴミも少なそうで実用性が低いかなと感じてしまったので、わざわざ色々買うことはしていませんでした。
そんな訳で本当に我流でのらりくらりとやってみています。やり方はすごく簡単にしています。庭の空いてる地面の下と、空いている大きな植木鉢の二つを使って、深めに土に穴を空けてゴミを放り込み、また土で蓋をしておくだけです。これで本当に土の中の微生物が分解してくれるのかしらん。半信半疑で、虫が気になる時期はお茶殻とコーヒーかすだけにしていました。涼しくなってから普通の生ゴミも入れてみています。少し入れては日をおいて分解の程度を確認し、次入れる量を適当に推量していました。
確認の過程で土を掘り起こして空気を入れるので、分解速度を上げるのと臭い対策になるかなと思っています。
分解を良くするために、酸っぱくて使えなくなった漬物用の糠を入れた事もあります。酒粕とかもいいそうです。
隣近所が近いので、遠慮気味な量で気をつけているのですが、今までは真夏に小さい羽虫が少し飛んでいたくらいでした。もっと盛大に毎日のゴミを入れてもいいのかもしれませんが、変な虫が沸いたら困るのでいつも恐る恐るです。(本来は虫がいる方が分解されやすいので、決して悪者ではないのですが)
冬場は外に出るのが億劫で、しばらく放っていたのですが、、、
今回の講座の後掘り起こしてみましたら!秋に放り込んだバナナの皮がぺらっぺらの薄い紙のようになっていました。それ以外はほとんど跡形もなしです。
作業している間、まったく臭いはしなかったので安心しました。なにより見た目も全く不潔感がなくて、というよりほんとにただのフカフカの土になってしまっていて、すごく面白いです。
なんてかわいい微生物ちゃん。娘にも見せたらそれから私の口真似をして、ずっとそのように申しております。
たいらさんによると、土の分解力というのは素晴らしくて、残存農薬が多いと言われるバナナの皮を1ヶ月入れ続けたコンポストを後に検査してみたら、農薬は検出されなかったんだそうです。だからちゃんと堆肥として問題ないと胸を張れるのだそうです。
私の課題としては、どのくらいまで近所に迷惑かけず投入量をあげられるかです。冬場になってだいぶトーンダウンしたからな。ストレスを感じないためにはこのくらいの量で丁度いいのかも知れませんが、、。どなたかうまくやってる方がいたら教えてください。
たいらさんの会社でもアドバイザーの方がメールで懇切丁寧に教えてくれるそうで、今更ながらキットを買ってみようかなとも思っています。
またこの会社のサービスで面白いのは、たい肥としては必要ない家庭から、有機野菜を作っている農家にこのコンポストを送るという事業もしているところです。
彼女が力説していたのは、
「環境を考えた生活をするためには、半径2kmくらいの小範囲で社会を循環させるのがちょうど良い」
ということです。そうすれば輸送費もかからないし、例えばサスティナブル電力も送電ロスが少ないし、みんな「じぶんごと」として社会を見つめることができますものね。自分の作った堆肥で近所の農家さんの野菜がおいしくできて、それをまた自分が食べるような小社会、想像するととっても楽しそうですね。